おしらせ

醸造無限、更なる挑戦の年。

happy new year


 
昨年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。本年も倍旧のご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
  今期は、但馬の名匠、中村貢(現・製造顧問・非常勤)が引退後、新しい体制での4年目の酒造り。製造部では洗米設備を一新しました。これまでとは全く違う原理の洗米方法で、糠落ちが格段に良くなり、非常にサバケの良い蒸米があがるようになりました。蒸キョウ中の蒸気の香りも変わり、毎朝、蒸し上がりの時間が心待ちになるほど。「洗米は第二の精米」とはよく言ったもので、同じ精米歩合でも、格が上の原料を扱っているように感じます。
  酒造りの原点である蒸米が大きく改善した結果、この蒸米に合わせて、麹造り、酒母、醪など、全ての工程の調整が必要になりました。しかし、この作業は、非常にやりがいのある、そして、楽しいもので、製造部一同、活発に意見交換をしながら、新しい若戎のお酒を目指して取り組んでいます。
  製品部では、昨年8月にボトルクーラーを導入し、全製品、火入れ瓶詰め後、急冷ができるようになりました。洗米機とともに、品質の底上げに、大きな期待をしています。
  また、前期は県を代表して、開発中の3種類の酒米の試験醸造を行いましたが、その中から1つの酒米が選ばれ、引き続き今期も試験醸造を行います。近い将来、三重県独自の酒米で醸した、新しい『義左衛門』をご披露できる予定です。どうぞご期待ください。

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