おしらせ

　2月4日に必ず搾らなければならない立春朝搾り。ある意味では、全国新酒鑑評会の金賞を狙って、現場が威信をかけて造りに挑む大吟醸よりも、現場泣かせのお酒です。
　 これまでは立春朝搾りのための仕込み1本だけで挑戦してきましたが、確実に最高のタイミングの醪を搾り、お客様にお届けしたい思いから、今期は仕込み24号、25号の2本の醪を立てます。また、2種類の酵母を用いることにしました。これまでずっと使用してきた若戎7号酵母（WK-7）を仕込み25号で、そして、若戎27号酵母（WK-27）を仕込み24号に。若戎27号酵母は、今期初めて使用する酵母で、現場ではこれからの若戎を担う代表的な酵母になるのではと、大きな期待を寄せている酵母です。
　 酒母の仕込み作業は、クリスマス・イブとクリスマスに行いました。酒母の経過は順調に推移し、高泡時には馥郁たる芳香が、酒母室いっぱいにひろがりました。今の段階では、どちらも甲乙付けがたい状況です。
　 醪の仕込み作業は、仕込み24号が本日1月7日より。仕込み25号が明日1月8日から開始です。目標通りの仕込みができるように頑張ります。