春先にしぼられた新酒は 一度、「火入れ」と呼ばれる加熱処理を行った後タンクに貯蔵され ひんやりとした蔵の中で熟成の時を刻みます。 夏越しをして、熟成して円みを帯びたお酒は その昔、2度目の火入れをせず冷やのまま 大桶から木樽に卸して出荷したことから 「冷卸し - ひやおろし」と呼ばれ 秋の酒として珍重されてきました。 蔵出しの円熟の味わいをそのままに、生詰めでお届けします。
平成25年、8月21日 日本名門酒会のお酒のプロが 伊賀青山の若戎酒造に集まり選酒会を開催。 蔵の中で熟成の時を刻む貯蔵タンクの中から 十五夜の頃、一番美味しい「ひやおろし」を選出。 日本名門酒会限定で とっておきの「ひやおろし」を 『別誂え』 でお届けします。
旧暦の8月15日、十五夜 澄みわたる秋空に、「中秋の名月」が輝きます。 これから始まる収穫期を前にして 一年に一度、丸い月見団子と魔除けのススキをお供えし 満月を円満具足の象徴として 五穀豊穣、家庭円満、無病息災をご祈願します。 十五夜は、若戎のひやおろしで、月に祈りを。